剣道をやっていた私が感じた指導者に必要な事

剣道指導者に必要なこと

私自身、厳しい指導者に鍛えられました。

 

しかし、ある時から師範と試合をしても勝つ自信がありました。

 

ある時と言っても小学六年生の頃ですから、剣道を始めてまだ三年程度。
それでも、師範には負ける気がしませんでした。

 

師範の年齢は、おそらく六十台後半から七十歳ぐらいのお爺ちゃん。
段位は七段と聞いていました。(確かめたわけではないですが)

 

実際、試合をしたことは無く、地稽古の最後に一本勝負をする程度。

 

自分の手応えでは秒殺のはずなんですが、なかなか一本として認めてもらえず、バテバテになるまで打たされた記憶があります。

 

その当時には、生意気にも「この人から習うものはもう何もない」と思っていました。

 

その頃から、教えに背き自分で色々な技を勝手に練習したものです。
ここまで強くしてもらったクセに。

 

現在地元の道場に行くと、私よりキャリアの浅い方が師範として教えている事が多いです。

 

成人になってから始めた人も教えておられます。
なぜか成人への昇段審査は甘く、とんとん拍子に段位を習得される方もいらっしゃいます。

 

手合わせすると、すぐ分かります。

 

見た目の形だけで深さが無いことに。

 

案の定、教え子にやられておられます。
いずれ生徒たちは師を超えて強くなっていきます。

 

しかし、たかだか二、三年の駆け出しにやられていたのでは生徒に相手にされなくなります。
昔、私がしてしまったように。

 

理屈だけの頭でっかちではなく、ウンチクを言わず、
悪い所、教えたい所をしっかり稽古で叩いてやる。

 

それが出来る技術が、指導者にとって必要なのではないかと思います。