剣道の稽古の大切さ

剣道の技と稽古の関係

剣道をされた事の無い方は、剣道の技を
「面」「胴」「小手」「突き」
の四種類だと思っておられるのではないでしょうか。

 

上記の四種類は、打突の有効部位なだけであって、技ではありません。

 

技とは「面」だけでも、普通の「面打ち」以外に、

  • 刺し面
  • 左右面
  • 刷り上げ面
  • 払い面
  • 引き面
  • 担ぎ面
  • 抜き面

など様々な技があります。

 

同様に、「小手」「胴」「突き」にも複数の技が存在し、それらを併せた連続技になればあらゆる組み合わせが存在します。

 

 

実際に剣道をしている方々は、試合の時にどれだけの技を駆使されているでしょう

特に多くの技を使わず、面打ち一本にこだわって戦う方、
得意な小手打ちのタイミングを計りながら試合を組み立てる方など、
スタイルにこだわった剣道をする方も少なくありません。

 

しかし、出来る事なら様々な状況に応じた有効な技を使いたいし、使えるに越したことは無い。
それらの技を使う事で、戦い方に幅が出るからです。

 

では、どうすれば使えるようになるのであろうか。

 

まず言える事は、

 

稽古で出来ない事は、試合では絶対に出来ない

 

ということです。

 

基本打ちの稽古の時に、その技の動きをしっかり確認しながらたくさんの回数を打ち込み、
身体にその動きを覚え込ませます。

 

失敗しても良いので、必ず地稽古でその技を使い、実戦でのタイミングや動きを確認します。

 

これらの反復した稽古をどれだけ多くこなせるかで、試合でその技を出せるかどうかが変わってきます。

 

また、狙った技が試合で決まる事、ゼロではないがあまり起こりません。
なぜなら、ある技を狙っていると、その狙いが相手に伝わってしまい、警戒されてしまう事が多くなります。

 

そうなってしまえば、その技を決めるのは至難の業になります。

 

しかし、稽古の中でしっかり色んな技を駆使した戦いをしていると、その状況下で身体が条件反射的に勝手に動き、気がつけば簡単に一本取れている事があります。

 

そのように条件反射で動ける精神状態が、程良い緊張状態で理想的なコンディションなのです。

 

そのコンディションを作り上げる方法、これも稽古しかありません。

 

豊富で上質な稽古の積み重ねが自信を与え、また実戦的稽古をしっかりこなす事で、
興奮状態の中でも冷静な客観的思考で相手との駆け引きが出来るのです。

 

これらの意識を持ちながら稽古するのと、苦しさに嫌気がさしながら稽古に取り組むのとでは、結果の違いは明らかです。

 

稽古への取り組む意識を変えてみよう。

 

今からでもまだまだ遅くはありません。
剣道は選手生命の長いスポーツなのだから。